- 自分がメルカリに向いているのか知りたい
- 向いていない場合、メルカリを利用しないほうがいい?
- メルカリに向いていなくても、不用品を売ることはできる?
メルカリは誰でも簡単に不用品を売却できるサービスですが、向き不向きは存在します。
出品作業・購入者とのやり取り・発送までの手順などが性に合わず、利用をやめてしまう方も少なくありません。
しかし、向いていない人でも利用を続けるための解決策は存在します。
本記事では、メルカリに向いている人・向いていない場合の解決策・始める前に知っておくべき情報を解説します。
メルカリを始める予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。
メルカリが向いている人の特徴
メルカリが向いている人の特徴は、以下のとおりです。
- SNSを普段から使っている人
- 産休や育休などで在宅の時間が長い人
- 自分の意見をしっかりと言える人
上記は、あくまで向いている人の特徴です。必該当しないからといってメルカリが不向きとは限りません。
SNSを普段から使っている人
普段からSNSを利用している人は、メルカリに向いています。
メルカリの出品操作は、InstagramやX(旧Twitter)などでの投稿に似ている部分が多いためです。
特に写真の撮り方にこだわっている人は、出品にハードルを感じにくいでしょう。
とはいえ、SNSの利用経験がない人や、画像の撮り方にこだわりがない人でも、メルカリは十分に利用可能です。
SNSの経験はあくまでプラスアルファの要素でしかないためです。
産休や育休などで在宅の時間が長い人
産休や育児休暇などで在宅の時間が長い人は、メルカリで不用品を売るのに向いています。理由は以下のとおりです。
- 単純にメルカリを利用する時間が増える
- 親になる前に着ていたもの・使っていた物が不用になるケースが多い
- 子ども用品のスペースを確保するために断捨離する傾向にある
メルカリは簡単に出品できるだけでなく、取引する時間が決められていないため、スキマ時間に利用できます。
産休中に部屋を断捨離する・子どもがお昼寝している間に出品や梱包作業をする・子どものお散歩ついでに発送する…など、柔軟に利用可能です。
また、産休や育休、時短勤務などで減少したお給料の補填としても活躍してくれます。
自分の意見をしっかりと言える人
相手に合わせたり流されたりせず、自分の意見を言える人は、メルカリに向いています。
メルカリを利用していると、出品者に不利益な交渉を持ちかけられる可能性があるためです。
そのため、どのような取引に対しても、自分の意見をしっかりと伝えられる人が向いています。
メルカリが向いていない人の特徴【解決策あり】
以下の特徴に該当する人にとって、メルカリの利用は少しだけハードルが高い可能性があります。
- こだわりが強い人
- 細かな作業が苦手な人
- 理不尽なコメントに耐えられない人
以降では、それぞれの詳細や、解決策について解説します。
こだわりが強い人
こだわりが強く、完璧な出品や梱包を目指したい人は、メルカリに不向きかもしれません。
「納得のいく写真が撮れない」「満足のいく商品説明が書けない」などの理由から、なかなか出品できず、ストレスになる可能性があるためです。
このデメリットを解決するポイントは、以下の2つです。
- 解決策①:商品写真は軽く加工する
- 解決策②:購入者の立場で欲しい情報を記載する
ひとつずつ見ていきましょう。
解決策①:商品写真は軽く加工する
写真に納得がいかない場合は、少し加工してみるのがおすすめです。
商品写真でよくある悩み | 加工での対策 |
---|---|
影ができて商品が見にくい | 明るさを調整して見やすくする |
実際の色と違う風合いになる | 調整して実物の色味に近づける |
加工のしすぎは控えるべきですが、商品の状態を正確に伝えるための手直しであれば、問題はありません。
解決策②:購入者の立場で欲しい情報を記載する
商品説明で進まないときは、購入者の目線で「どのような情報が欲しいか」を考えるのがおすすめです。
例えば、以下の情報が挙げられます。
- 何年(何回)使ったか
- 汚れがある部分はどこか
- 破損がある部分はどこか
- 具体的なサイズ感
メルカリでは、魅力的な販促フレーズよりも、実際の使用感や状態が知りたいユーザーが多い傾向です。
細かな作業が苦手な人
メルカリでは、商品の出品から発送までに細かな作業が発生します。具体的な作業内容は、以下のとおりです。
- 細やかな商品説明
- 購入者とのメッセージ
- 丁寧な梱包
上記の作業には必須でないものも含まれていますが、不用品を売るため、良い評価をもらうためには重要な作業です。
これらの作業が向いていない方には、以下の解決方法がおすすめです。
- 解決策①:バーコード出品やAI入力を活用する
- 解決策②:定型文を作ってコピーする
- 解決策③:梱包材を購入する
ひとつずつ見ていきましょう。
解決策①:バーコード出品やAIを活用する
商品説明の記入が苦手な方は、バーコード出品やAI入力を活用しましょう。
バーコード出品とは、バーコードを読み込むだけで、商品名・商品説明・カテゴリー選択などが自動で設定される機能です。
またAI入力は、写真のアップロードとカテゴリー選択だけで、商品説明や価格を自動で設定できる機能です。
手直しは必要ですが、2つの機能を活用すれば、入力の手間が大幅に省けます。
解決策②:定型文を作ってコピーする
メルカリでは、購入者(または購入希望者)とのやり取りが多々発生します。マメな連絡が苦手な人にとっては、苦痛に感じるかもしれません。
しかし、やり取りの多くは「価格交渉」と「購入後の事務的な報告」のため、定型文を作っておけば、それほど面倒ではありません。
以下の表は、定型文の一例です。
状況 | テンプレート |
---|---|
値下げ交渉 | ○○円であればお値下げ可能です |
購入後 | ご購入ありがとうございます。○月○日に発送予定です。よろしくお願いいたします。 |
商品発送後 | 本日発送いたしました。よろしくお願いいたします。 |
表のような定型文を作っておくと、メッセージのやり取りが楽になります。
解決策③:梱包材を購入する
梱包の手間が苦になり、メルカリを辞める人も少なくありません。自宅にある紙袋や段ボールできれいに梱包するのは、意外に労力がかかるためです。
しかし、近年は簡単に梱包できるキットが多く発売されています。価格も数百円程度で、それほど高くありません。
梱包に苦手意識がある人は、既存のキットを用いるだけで、手間やストレスを大幅に軽減できます。
理不尽なコメントに耐えられない人
メルカリに出品すると、ごく稀に理不尽なコメントをしてくるユーザーと遭遇します。
理不尽なコメントの代表例は、以下のとおりです。
- 常識の範囲を超えた値下げ要求
- 取引に関係のない悪意あるコメント
理不尽なコメントに耐えられそうにない人には、以下の解決策がおすすめです。
- 解決策①:値下げ交渉不可と記載しておく
- 解決策②:メルカリShopsを使う
ひとつずつ見ていきましょう。
解決策①:値下げ交渉不可と記載しておく
値下げに関するやり取りをしたくない人は「値下げ交渉不可」と、あらかじめ記載しておくのがおすすめです。
記載場所は、商品説明の欄やプロフィールがよいでしょう。不必要な値下げ交渉の減少に効果的です。
ただし、説明欄を読まずに交渉してくるユーザーもいるため、ゼロにはならない点だけ、留意しておきましょう。
解決策②:メルカリShopsを使う
購入者とのやり取りに苦手意識を感じそうな人は、メルカリShopsの利用を検討してみましょう。
メルカリShopsとは、メルカリ内で簡単にネットショップを開設できるサービスです。
初期費用・月額料金は無料で、販売利益の10%を手数料としてメルカリ側に支払うだけで利用できます。
メルカリShopsではコメント欄が設けられていないため、基本的に購入者とのやり取りが存在しません。
そのため、メッセージで疲弊するリスクが大幅に減少します。
メルカリを始める前に知っておきたいこと
メルカリを始めるにあたって、以下の情報を知っておくと、不安なく取引を進められます。
- ガイドラインでルールを理解しておく
- 発送方法と送料を把握しておく
ひとつずつ解説します。
ガイドラインでルールを理解しておく
メルカリで出品する前に、ガイドラインで取引に関するルールを理解しておくのがおすすめです。特に禁止事項はチェックしておきましょう。
禁止されている行為をしていた場合、アカウント停止などのペナルティが課せられる可能性があるためです。
メルカリでの禁止事項は「ガイドライン」でチェックできます。
発送方法と送料を把握しておく
メルカリでは、さまざまな発送方法を選択できます。それぞれ送料が異なるため、自分が出品する予定の品がいくらで配送できるか知っておくのがおすすめです。
把握しないまま価格設定してしまうと「売上げから送料と手数料を差し引いたら利益がマイナスになった…」という事態が発生する可能性があります。
損をしたくなければ、主要な発送方法の種類と送料は把握しておきましょう。
【Q&A】メルカリの向き不向きについてよくある質問
メルカリの向き不向きについてよくある質問をまとめました。
- Q.メルカリを利用するのに向いている年齢層はありますか?
- Q.フリマアプリを使った経験がなくても問題ありませんか?
ひとつずつ回答します。
Q.メルカリを利用するのに向いている年齢層はありますか?
A.メルカリは、どの年代にもおすすめのフリマサービスです。
2022年にメルカリが発表した情報によると、10〜50代のユーザーが均等に利用しているとのことでした。
幅広い年齢層が利用しているため、どの年代にも向いていると言えます。
引用:メルカリ「10年前と比較して、50代以上の利用も拡大。利用者層が多様化し、若年層から全世代へ」
Q.フリマアプリを使った経験がなくても問題ありませんか?
A.メルカリは、フリマアプリを使った経験がなくても簡単に利用できます。
メルカリでは、初めてアプリを使う人でもスムーズに操作できるように設計されています。
「次はこういう操作をしましょう」というナビゲーションが随時でてくるため、操作に迷う心配がありません。
まとめ:ほとんどの人はメルカリに向いている
SNSに慣れている人や、細かな作業が苦ではない人は、メルカリに向いています。
一方、細かな作業が苦手な人や、メッセージのやり取りにストレスを感じやすい人は、あまり向いているとは言えません。
しかし、向いていない人でも、メルカリに搭載されている機能や、本記事で紹介した解決策を活用すれば、苦手意識は大幅に削減できます。
メルカリは、不用品をお金に変えられる、誰にとってもメリットのあるサービスです。
「自分は向いていなさそうだ」とあきらめず、ぜひメルカリを試してみてくださいね。